Forum 2018 Japan:

          Smart Cities and internet of things

2018年度 STeLA Leadership Forumは日本の東京大学にて開催いたします.

弊団体は2018年度をもちまして, 創設から12年を迎えることができました. 米国MITの学生が創設した学生団体は, 2012年度にNPO法人化(日本支部のみ)し, 現在はフォーラム以外でもワークショップやイベントを定期的に開催しております.

2018年度のテーマは「Smart Cities and Internet of Things」に決定致しました.

8-10日間行われるSTeLA Leadership Forumでは, 参加者の科学技術及びリーダシップに対する視点や思考型, スキルを非常にインテンシブなワークショップや講義, プレゼン, スピーカー講演, 企業訪問, グループプロジェクトなどを通じて育成します. 過去と同様, フォーラムでは英語を公用語とし, 世界中から集まった修士・博士課程の院生及び学部生が約40名集います.

STeLA Leadership Forum参加者の募集を現在行っておりますので. 新着情報を受け取りたい方は, 弊団体のFacebookページをご覧ください. (http://www.facebook.com/JapanSTeLA)


フォーラム:構成

フォーラム:アクティビティ内容

LEADERSHIP EDUCATION SESSIONS

我々のリーダーシップ教育に用いられる重要なモデルの一つに, MIT Leadership Centerにて定義された「Distributed Leadership」があります. 試行錯誤を重ねて完成に至った, 当モデルを採択した多くのケーススタディや教育資材がMITにて開発されました. それらは様々なリーダーシップ理論を網羅していますが, 共通点としてDistributed Leadership Modelで扱われる4つの構成点の少なくとも一つを含んでおり,当モデルの特徴が掴めます.

THEMATIC SESSION

分科会で扱う教育資材は毎年変わるテーマに基づいて作られています.(過去のフォーラムのテーマについては下記を参照ください.) 科学技術の力が活躍すると注目されている社会問題をテーマに取り入れる為, テーマ自体は幅広く定義しており, 複数の重要なポイントとなるサブテーマと組み合わせて設定しています. 分科会の教育資材はよりテーマに関連したものを毎年思考を凝らして作成されるとともに, テーマに関連する活動を行っているプロフェッショナルとコラボレーションする事もあります.

GROUP PROJECT

グループプロジェクトはフォーラムでの学びの集大成となるアクティビティだと私たちは考えています. 通常2~3日間にわたり主要グループで高度のデザイン能力や創造力の求められる課題に取り組みます. より現実に近いシチュエーションの中でリーダーシップ能力を発揮する実践を積む事が目的となる為, グループプロジェクトで直面する困難は, テーマとなる分野のリアルな課題であることがほとんどです. 私たちは実践的な経験を持つ事を大切にしています. 従って、フォーラムの最後までに、企画書だけでなくそれを元に実際に作品を作成してもらいます. このプロジェクトに技術力が必要とされることはないですが, 参加者はプロジェクトの特性から色々なスキルを得る事ができます. 

 

フォーラム:その他の様々な活動

Site Visit
フォーラム期間中の半日以上を用いて, 各分野の専門家が実際に何をしているのかを見に行く機会があります. 毎回テーマに沿って行いますが, 過去にはGoogle, JAXA, Merck, Genetech, Lenovo HQを訪問しています。毎年1人か2人のテーマ分野で名高いスピーカーに, リーダーシップに対する考え方や専門分野での貢献についてお話いただきます. 最後に参加者を交えたQ&Aセッションがあります.

Keynote Speakers

STeLA Leadership Forumでは, フォーラムのテーマと関連する理工分野で著名なキーノート・スピーカーを毎年数名招待しています. 特定分野において成果を果たし, 且つ組織にてリーダーシップを発揮しているスピーカーの講義を終えた後は, 参加者とのインタラクティブなQ&Aセッションを行っています. 過去のフォーラムでは, Royal Dutch Shell 元CEOであるJeroen様や, 中国のスタートアップJIDEの創業者/CEOである Jeremy Chau様などにお越しいただきました.

 

Reflection Sessions

ワークショップや講義などで学んだスキルや知見の最大化を目指すには, 学んだ当日にグループ内で他メンバー及びファシリテーターと共に振り返る時間を設け, 重要だったと思う学びや視点を共有し, 時には批判することが重要だと私たちは確信しています. そのため, フォーラムでは参加者にリフレクション・セッションを通じてアイデアや個人的体験を毎日グループ内で1-2時間程共有してもらいます.

 

Final Presentation

グループ・プロジェクトはプレゼン及びプロトタイプを使ったデモを含めた参加者の最終発表です. デモはSTeLA以外のパブリック・コミュニティにも公表され, 弊団体がどのようなプログラムを開催しているのかを知ってもらう貴重な機会となります. グループ・プロジェクト後は, 数時間に渡るグループ・リフレクションを行い、参加者全員を集めたフェアウェル・パーティーを開催します.

 

過去のフォーラム

2007年度から, STeLAは毎年8月に国際フォーラムを開催してまいりました. これまでボストンや北京, 東京, サンフランシスコ, デルフトなどで開催されたフォーラムでは, アカデミックや多国籍企業, スタートアップなど様々な分野からスピーカーがご登壇なされました. フォーラムでは講義やワークショップ, 企業訪問, グループプロジェクトなどを通じてプログラムにて参加者が得た新たなスキルや思考型を常に挑戦してまいります. 下記に過去のフォーラムの簡単な説明を明記しておりますので, 興味のある方はどうぞご覧ください.

2015: 中国・北京

北京大学スタンフォードセンターにて。

北京大学スタンフォードセンターにて。

開催日程: 8月13日-8月21日
開催地: 北京大学/清華大学/北京理工大学
テーマ: Era of Information Technology
企業訪問:

- マイクロソフトアジア研究所
- LENOVO中国本社

グループプロジェクト: Thinking through IoT
ゲストスピーカー:

- XIAOSHENG TAN (CTO/CPO OF THE 360 COMPANY)
- PROF. YING HUANG (VICE PRESIDENT OF LENOVO GROUP)
- DR. FENG ZHAO (ASSISTANT MANAGING DIRECTOR OF MICROSOFT RESEARCH ASIA)
- JEREMY CHAU (CEO OF JIDE, 103TH EMPLOYEE OF GOOGLE)
- DANIEL PRICE, THOMAS GILLMAN & PATRICK HAVERMAN (POLE TO PARIS/UNDP)

参加者: 米国・日本・欧州・中国の合計40名。
報告書: 近日公開


2014: 米国・サンフランシスコ

スタンフォード大学にて.

スタンフォード大学にて.

開催日程: 8月15日-8月23日
開催地: 米国スタンフォード大学
テーマ: Health and Bioethics - ヘルスケアと生命倫理
企業訪問: Genentech
グループプロジェクト: Design educative games in health and bioethics
ゲストスピーカー:
-Manu Prakash: スタンフォード大学
- Hank Greely: スタンフォード大学
- Tina M. Larson: Genentech
- James J. Cummings: スタンフォード大学
- James K Scarborough: スタンフォード大学
参加者: 米国・日本・欧州・中国の合計48名


2013: オランダ・デルフト

デルフト工科大学にて.

デルフト工科大学にて.

開催日程: 8月23日-9月1日
開催地: デルフト工科大学
テーマ: Managing 10 Billion People - 100億人のマネジメント
企業訪問:
- Maeslantkering http://www.keringhuis.nl
- Maasvlakte 2 https://www.maasvlakte2.com/en/
グループプロジェクト: 「香港をリデザイン」
ゲストスピーカー
- Jeroen van der Veer: Royal Dutch Shell 元CEO
- Paul Hughes: Ten Meters of Thinking
- Tom Bosschaert: Except Integrated Sustainability
- Rob van Nes: デルフト工科大学
- Hendrik Tieben: 香港中文大学
参加者: 米国・日本・欧州・中国の合計44名
2013年度 活動報告書(英語) PDF